街づくり:石垣市市街地活性化
「石垣市公設市場」の今後の在り方及び機能改善の方策についての調査
実施内容
- 各種調査
- 整合分析および戦略立案
- コンセプト策定
- 戦略立案
- 報告書作成
【プロジェクト概要】
長きに渡り市民の台所として利用されてきた石垣市公設市場。
昭和63年、市場を中心とする石垣市中央商店街振興組合がアーケードを整備しショッピング街を創出すると、さらなる賑わいを見せてきたものの、昨今市場を訪れる客層や消費者ニーズの変化もあり、かつての市民の台所としての機能は希薄化。さらに地下1階の生鮮売場では入居店舗数減少や入居利用者の高齢化の波が押し寄せている。
こうした背景から将来的なリニューアルを見据えながら今後の市場の在り方と、機能改善の方策について調査をおこなう為に本プロジェクトが推進され、まずは来場者・入居利用者・近隣商店街店舗・市民から現在の市場に対する声を、インターネットや現場での直接ヒアリングなどで幅広く収集。現在の市場の在り方の改善に対する期待の高さが見受けられ、予想以上に多くの意見が寄せられる結果となった。
また、同時に石垣島内にある同様の施設や市場周辺店舗に赴き店舗業態などの調査も実施。多面的に収集された情報を分析し、ノイズ・バリュー社では今後の公設市場の在り方を提言。こうした調査から分析、各種課題の抽出や整理、そして提言をまとめた報告書は関係者から高く評価された。
ノイズ・バリュー社では「なりたい姿(内部の思い)」「あるべき姿(外部からの期待)」の接点である「約束すべき価値」を抽出し磨き上げ、ターゲットに的確に届けていくことをブランディングの一歩だと考えており、今回の調査活動で集まった「あるべき姿」だけでなく、今後のリニューアルを推進する際には、運営の主体となる各店舗や管理者の「なりたい姿」の声も集める必要性を説きました。