2018
■2018.11.12
小規模製造者商品の新たな販路確立を 「観光x物産」の新しい取り組みでスタート!
企業や地域のブランド構築を手掛ける株式会社ノイズ・バリュー社(沖縄県那覇市/代表取締役 我喜屋 俊二)は、広告企画、写真スタジオ、ホテル運営を手掛ける株式会社ファンファーレ・ジャパン(沖縄県沖縄市/代表取締役 島袋 武志)と連携し、ファンファーレ・ジャパンが運営する「トリップショットホテルズ・コザ」にて、小規模製造者の商品の流通・販売を「トリップショットセレクション」と銘打ち、2018年11月15日より販売を開始します。
小規模製造者の課題をリピーターの琴線に響かせる
本取り組みは「卸値が合わない」「製造数が限られている」「知名度が低い」といった3重苦を抱える地域の小規模製造者の課題解決と、既存の土産品店にはない特産品に関心を示す沖縄観光リピーターのニーズを加味した取り組みであり、商品の物語性が高く、デザイン力にも優れた小規模製造者の商品に特化することで差別化をはかり、適正価格での販売を狙うものです。本商品のプロデュースにおいてはノイズ・バリュー社が担当し、商品企画から販売までを同じコンセプトのもと推進します。
製造者のリスク軽減
製造者側の視点にも立った本取り組みは、通常の土産品売買の商習慣である「消化仕入(売れた分のみ製造者への支払い)」でなく、商品を全量買い取る「買取」を選択。これにより製造者への売れ残りによる返品リスクも回避しています。
部屋売りによるユニークな販売
売り場やPRにおいてもホテル受付に棚を設けるだけでなく、トリップショットホテルズの部屋内に専用棚を設け商品を陳列。宿泊客は他のお客さんや店員の目を気にすることなく、部屋内でゆっくりと商品を吟味できるよう配慮しました。
編集・デザインで製造者の思いの伝達を支援
ファンファーレ・ジャパンとノイズ・バリュー社、両社の編集やデザイン力を駆使し販促ツールもオリジナルで開発。小規模製造者が労力をかけきれないPRの協力を、流通・販売サイドで担っています。販促ツールでは、作り手の顔やストーリーが見えるよう配慮され、さらに「まずは味わいたい」というニーズにも対応できるよう、ファンファーレ・ジャパンが運営する飲食店「プレイヤーズカフェ」において、特産品を活用したオリジナルメニューの提供も開始します。
観光と特産品の躍進をリンク
初回の商品導入は沖縄本島および離島・奄美大島から20種(7社)を実施。飲食メニューの開発は9点が行われ、現在プレイヤーズカフェの専用棚とメニューでの展開のほか、トリップショットホテルズ・コザの専用棚で販売を開始します。初年度のテスト期間を経て、来年度の売り上げ目標は1千万円を見込み、同ホテルは3年後の2021年に120室への拡大を目指しており、将来的には全室へのトリップショットセレクションの販売棚設置を目指しています。